マンガのご利益
前日のよる、T先生から論文のダメ出しをくらい、
序の書き直しに挑んだ。
明け方3時まで粘っても何も出てこなかった。
思考停止である。
いくら机でねばっても一文字も書けないらしい。
あぁまた鬱症状再発かなと悶々とした。
ネット上で仕事ができない理由を探し回った。
否定されるのは怖い。最近、成功経験もない。
できる気がしない。
昼間、母と弟と一緒に、祖母に会いにいった。
みんな元気でなによりだ。
こうしている間も、なんとなくボーっとして、
反応の鈍さを感じていた。
家族と駅で別れたあと、マンガ喫茶に立ち寄った。
「四月は君の嘘」を読んだ。
アニメを見て好きになったマンガだ。
どんどん引き込まれる。
トラウマを背負った主人公が、ヒロインに振り回されながら、
自信を回復していく姿に涙があふれた。
読んでいるうちに、悶々としていたことを忘れてしまった。
何かしたい。あきらめるにはまだ早い。自分にもできる。
文章にしてしまうと、簡単な性格だなと思う。
だが、それでいい。それが今の自分なんだ。
◆マンガやアニメがやめられない理由◆
1:自分を責める内側への視線を、外へうつすことができる。
2:成功の疑似体験ができる
自分にはまだやれることがある。
自分にもできるかもしれない。頑張ろう。
こう思えることが大事なんだ。
自分で自分の火をともし続けられるようになるまで、
これからもマンガやアニメに支えてもらおう。
楽しい気持ちを思い出して、
明日のバイトも論文の修正も頑張ろう。